LOW DOWN KIT®(ローダウンキット)に興味を持って頂いたお客様
または既に購入されたお客様、ありがとうございます。
設計者 モト・コムの中山です。
下記に商品について詳しい説明をします。
大切な事柄も含まれるので長い文章ですがお付き合い下さい。
取り付け方法につきましてはLOW DOWN KIT®取り付け解説ページをご覧ください。
商品ラインナップにつきましては
LOW DOWN KITカタログページをご覧ください。
【登録商標】
まずLOW DOWN KIT®は神戸のMOTO-COMの登録商標ですので
『他社製品はLOW DOWN KIT®ではない!』
という前提で話をさせていただきます。
【開発設計】
LOW DOWN KIT®発売以前の
1984年にソフテイルモデルが発売されてすぐから
「車高が下げられないのか?」との要望が多くありました。
1986年に試作して数台のソフテイルに取り付けて実際に市内で走行に使って
合計の走行が2万kmを超えた時点で何の不具合も起こらなかったことを確認の上
1988年に販売を開始しました。
【販売台数とクレーム】
LOW DOWN KIT®は1988年の発売以後
国内で取付ベース3000台を超えるソフテイル系に使用されています。
パーツの不良や設計の不備でのクレームは一件も起こっていません。
LOW DOWN KIT®はH-D社の設計以上にはスイングアームが動かないからです。
【底突き(ソコヅキ)】
取り付け部の1999年までのバンジョー型ボルト部分のみと
2000年以降のオスのボルト部分のみを取り換える方法によって
車高を下げるパーツへ交換しただけでは
H-D社の設計以上にスイングアームがストロークしてしまい
普通の速度で国道を走っていても底突きします。
しかし、LOW DOWN KIT®ではH-D社の想定以外に底突きしません。
H-D社では万が一底突きした時の衝撃抑制のために
スイングアームが当たるフレーム部分にゴム足をつけています。
オイルタンクの後で、バイクに座った時のお尻の下側外からは見えにくいところです。
【取り換えのオススメ】
何度も底突きしているとゴム足がバラバラになって外れてしまいます。
ほとんどの人はここで気が付きます。
次に当たるのはオイルタンクです。
オイルタンクが壊れるまで気がつかなかった話は聞きませんが
「よく底突きするな。」と思ったことがあるなら
早めにMOTO-COMのLOW DOWN KIT®への お取替えをオススメします。
【純正サスの調整】
純正サスは車高調整もダンパーの調整も出来ません。
純正工具にあるサスの丸い板を回す工具でできるのは
バネの硬さの調整のみです。
油圧ダンパーの調子を変えているのではありません。
バンジョー部分を取換えるタイプの車高下げパーツを付けたけれどやわらかすぎるので
丸い板を回してバネを硬く調整して使っているわけで
MOTO-COMのLOW DOWN KIT®とまったく同じことを遠回しに行っています。
それならば 取り付けが簡単で調整不要、取り外しが簡単な
LOW DOWN KIT®を選ぶべきでしょう。
【どれを選ぶか?】
ルックス重視なら5センチキット → フレームがまっすぐ見える様に設定しています。
乗り心地もローダウンとルックスのどちらも 捨てがたい → 3センチダウンの方をオススメします。
以下の元々低い車両には残念ですが使用することができません。
- 2011~ ソフテイルデラックス FLSTN
- 2010~ ファットボーイロー FLSTFB
MOTO-COMでは何センチ下がるかをライダーシートの高さで表しています。
他社ではリアフェンダーの高さで表しているところもありますが
一番気になるのはやはりライダーシートの高さであると思います。
同じパーツでも シート高よりフェンダーで測るとたくさん下がる数値になります。
#088001 | 1984年 – 1988年 | 5センチDOWN |
#088025 | 1984年 – 1988年 | 3センチDOWN |
#089001 | 1989年 – 1999年 2000年 – 2014年 |
5センチDOWN 3センチDOWN |
#089025 | 1989年 – 1999年 2000年 – 2014年 |
3センチDOWN 1.5センチDOWN |
注1:#089001と#088025は
2000年以降に取り付けると1999年までの半分しか下がりません。
注2:5センチと3センチは略例的な呼び名で
正確には 5センチ=2インチ=50.8mm 3センチ=1インチ=25.4mmです。
【取り付けたバイクの側面写真】
【リムとリアフェンダーの間隔】
【フレームの直線性】
【フレームとスイングアームのずれから検証】
【ご質問とお問い合わせ】
長い話にお付き合いいただきありがとうございました。
上記の説明に至らない部分またはLOW DOWN KIT®についての
疑問・ご質問がありましたら
店舗にお電話(Tel:078-707-8074)をいただいても説明致しますが
『百聞は一見に如かず』です。
ご都合よろしければぜひご来店されて質問をされてはいかがでしょうか?
MOTO-COM店舗情報につきましては店舗案内を御覧ください。